HP・デル、大苦戦 タブレット人気、PC売れず

【ニューヨーク=畑中徹】米ヒューレット・パッカード(HP)と米デルの2大パソコンメーカーが苦戦している。米アップルの「iPad」に代表されるタブレット端末の勢いに押され、主力商品の個人向けパソコンなどが売れなくなっているからだ。
 HPが20日発表した今年8~10月期決算は純損益が68億5400万ドル(約5600億円)の赤字だった。昨年買収した英企業で不正会計が発覚し、減損費用を計上したほか、多くの主力事業で売り上げが減った。本業のパソコン部門では前年同期比14%減とふるわず、この日の株価は一時14%超も急落。年初から約5割下がった。5~7月期の純損益も88億5700万ドル(約7200億円)の赤字で、2四半期続けての巨額赤字だ。

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