「欧州のiPad(アイパッド)キラー」と呼ばれる新型携帯情報端末「WePad(ウーィパッド)」が、商品名を変更していたことが分かった。その名も「WeTab(ウィータブ)」。取り扱い会社も、ドイツの開発会社、Neofonie社から、WeTab社に変更された。
同社の公式サイトによると、「商品名が変わるだけで、端末の内容は(これまで紹介してきたものと)変わらない」としている。同社は、Neofonie社と4tiitoo社のジョイントベンチャーで、本社をドイツの首都ベルリンに置くという。
同サイトでは、ウィータブの特徴として、フラッシュ動画を楽しめるほか、USBやカメラを装備していることなど、アイパッドにはない機能をアピールしている。
ウィーパッドのディスプレーは、アイパッドより若干大きめの11.6インチで、重さは800グラム。OSは、より汎用性があると期待されているグーグル社のアンドロイドを搭載。無線通信サービス「Wi-Fi(ワイファイ)」などのほか、オプションで第3世代通信(3G)方式でも通信できるという。
ドイツ国内での発売は、今年8月を予定。米紙ワシントン・ポスト電子版などによると、すでに欧州の大手出版社、Gruner+Jahr社がウィータブへの雑誌コンテンツの提供計画を決めている。
日本では今月28日から、米アップル社のアイパッドが発売されるが、日本のネットユーザーからも「ウィータブがほしい」という声がネット上で上がり始めている。