国連機関の国際電気通信連合(ITU)は21日、光ファイバー並みの高速通信ができる第4世代(4G)の携帯電話規格に、「WiMAX(ワイマックス)」と「LTE」の次世代型の2方式を選んだと発表した。
実用化は2010年代半ばの予定。4Gでは自動車などでの高速移動中でも最大毎秒100メガビット、低速時にはその10倍の最大1ギガビットの実現を目指す。
ITUのトゥレ事務総局長は「高速大容量の通信網は、エネルギーや水道と同様に社会の重要なインフラとなっている」と述べた。
日本では、データ通信で現行規格のWiMAXが既に実用化されている。現行のLTEも第3世代携帯(3G)の次世代方式として通信各社が採用を決め、NTTドコモは年内にサービスを開始する計画で、4Gへの移行はスムーズに進みそうだ。(共同)