Jリーグが20日、理事会を開き、外国籍選手枠の変更とホームグロウン制度の導入について承認した。
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外国籍選手については、来季からJ1、J2、J3すべてのカテゴリーにおいて、外国人選手の登録の制限を設けない。ベンチ入りについてはJ1が5人、J2とJ3が4人。また、試合に出場できるのもJ1は5人、J2とJ3は4人を上限とした。
なお、Jリーグ提携国として定める国の国籍を有する選手は人数に含まれない(20日時点ではタイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、カタール)。
並行して育成年代で、そのクラブに登録していた選手=「ホームグロウン選手」を一定数登録しなければいけない「ホームグロウン制度」を導入する。「ホームグロウン選手」の定義は以下の通り。
▽12歳から21歳の間、3シーズンまたは36カ月以上、自クラブで登録していた選手(満12歳の誕生日を含むシーズンから満21歳の誕生日を含むシーズンまでが対象)。
▽期間は連続していなくてよい。
▽21歳以下の期限付き移籍選手の育成機関は「移籍元クラブ」でカウントする。
▽選手を国籍、プロかアマか、年齢では区別しない。
▽JFA、Jリーグ特別指定選手はホームグロウン選手とは見なさない。
登録しなければいけないホームグロウン選手の数は、来季から段階的に増やしていく。各シーズンで各カテゴリーのクラブは後述する人数以上のホームグロウン選手をトップチームに登録しなければならない。
(19年)J1 2人 J2 0人 J3 0人
(20年)J1 2人 J2 0人 J3 0人
(21年)J1 3人 J2 0人 J3 0人
(22年)J1 4人 J2 1人 J3 1人
ホームグロウン選手が規定数に満たない場合は、足りなかった人数分だけ、翌シーズンのプロA契約25人枠が減らされる。AFCチャンピオンズリーグ出場クラブの場合はプロA契約27人枠が減らされる。