J1仙台 1億4000万円の黒字 入場・広告料が増加

サッカー、Jリーグ1部(J1)のベガルタ仙台は21日、仙台市青葉区の漁信基ビルで取締役会を開き、2010年度(2月~来年1月)決算見通しを報告した。上期の1億3500万円の黒字を上回り、1億4000万円前後の黒字となる見通しが示された。
 取締役会後に記者会見した白幡洋一社長によると、収入の二本柱である入場料と広告料は目標に近い金額を達成。入場料は目標の8億円に対し、7億2400万円(前年度決算比33%増)、広告料は目標の6億6000万円に対し、6億2400万円(同46%増)を確保する見通しとなった。
 一方、支出は経費節減や計画に比べ勝利給などの支払いが少なかったため、大幅に抑制された。ただ、今期中に補強費が発生する可能性があり、来年1月に示される最終決算見通しが変動することもある。
 このほか来年2月にスタートする3年計画の第5次中期経営計画案について取締役に諮った。
 来季アンバサダーに就任する元日本代表の平瀬智行選手について、白幡社長は「仙台に愛着を持っている方。サッカースクール活動などで(初代アンバサダーの)岩本(輝雄)さんが築いた仕事をさらに広げてほしい」と期待を語った。

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