J1仙台、ホームで鹿島と開幕戦 復興背負い激突

 サッカー、J1仙台が3月10日の今季リーグ開幕戦で、ホームのユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)で鹿島と顔を合わせる見通しとなったことが12日、分かった。昨年3月11日の東日本大震災で、仙台は同スタジアム、鹿島も本拠地のカシマスタジアム(茨城県鹿嶋市)が被害を受けており、被災地復興を担うクラブ同士の一戦は注目を集めそうだ。
 Jリーグは今季、原則的にJ1が土曜日、J2が日曜日に固定して試合開催することを決めた。このため、震災発生から丸1年となる日曜日の3月11日にJ1の開幕戦を行うのは難しい状況だ。最終的な対戦カードは調整中だが、震災発生日の前日に被災地の宮城で、昨季クラブ史上最高の4位に躍進した仙台と同6位鹿島の上位対決を計画している。
 鹿島には、震災後に出身地・東北を盛り上げようと、支援活動やボランティアに尽力した元日本代表MF小笠原満男選手(32)=岩手・大船渡高出=をはじめ、MF遠藤康選手(23)=塩釜FC出身=、柴崎岳選手(19)=青森山田高出=ら東北ゆかりの選手が所属している。
 Jリーグは17日に今季の対戦カード、試合開始時間などの詳細日程を発表する予定。

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