J1仙台、背番号「7」を新人奧埜に 「ミスターベガルタ」継ぐ

J1仙台を2010年に引退した千葉直樹さん=仙台市出身=が長年付け、「ミスターベガルタ」の番号として親しまれた背番号7を、新入団のMF奧埜博亮(22)が付けることが、25日までに分かった。
 7番は千葉さんが前身のブランメル仙台に入団して3年目から、13年間付けた。仙台一筋に15年間の選手生活を送った千葉さんの代名詞となり、サポーターからは「ミスターベガルタ」の番号として愛された。引退後の昨季は、「功績が重い」などとして引き継ぐ選手がおらず欠番だった。
 奧埜はFWやMFなどをこなす攻撃的選手。大阪府出身ながら、中学、高校と仙台の下部組織で育った。仙台大進学後、2年時から3季連続でJリーグの公式戦に出場できる特別指定選手となり、出場時間わずか1分間ながらカップ戦で公式戦デビューも果たした。
 手倉森誠監督をはじめスタッフ陣からの評価は高く、チームの顔に成長してほしいと7番を託したとみられる。新しい「ミスター」の活躍に注目が集まる。

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