サッカーJ1最終節の3日、仙台は仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台で神戸と対戦、2―0で勝った。来季のJ2降格が決まっている山形は天童市のNDソフトスタジアム山形で広島と対戦、1―3で敗れた。最終成績は昨季14位の仙台が14勝14分け6敗の勝ち点56で4位、昨季13位の山形は5勝6分け23敗の勝ち点21で最下位の18位だった。
仙台はFW赤嶺真吾が2得点し、5戦ぶりの勝利。横浜Mと入れ替わって前節の5位から順位を上げ、クラブ最高成績となる4位の賞金6000万円を獲得した。試合後のセレモニーで選手は今季の応援に感謝し、サポーターも健闘をたたえた。山形は前半に先制したものの後半に逆転され、6連敗で戦いを終えた。
今季は3月5日に開幕後、同11日の東日本大震災で中断し、日程を変更して4月23日に再開。J1復帰2年目の仙台は開幕から震災を挟み12戦無敗、中盤以降も11戦無敗を記録して上位に躍進した。J1で3年目の山形は低迷が続き、降格圏を抜け出せなかった。
優勝争いは今季J1復帰した柏が浦和を3―1で破り、勝ち点72で初の栄冠を手にした。復帰1年目の優勝は史上初。
仙台2(1―0 1―0)0神戸
広島3(0―1 3―0)1山形