J1開幕戦は東北ダービー 3月7日ユアスタ

サッカーJ1の仙台と山形が3月7日に行われる第1ステージの開幕戦で対戦することが7日、分かった。会場は仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台(ユアスタ仙台)で、午後2時開始予定という。山形がJ1に復帰し、4季ぶりの「東北ダービー」が初戦から実現する。

東北ダービーは2011年8月27日の第24節以来。試合ではユアスタ仙台にほぼ満員の1万9087人が詰め掛け、仙台が2-1で競り勝った。
J1の対戦成績では仙台が3勝1敗と優位に立つ。特にホームでは2勝負けなしだ。J2時代にも12勝13分け6敗と大きく引き離している。
J2の6位から昇格プレーオフを勝ち抜いた山形には、新加入のDF渡辺広大選手をはじめ、FW中島裕希、FW万代宏樹両選手ら元仙台イレブンが所属する。選手時代にもダービーを経験した仙台の渡辺晋監督は「絶対に負けたくない」と対抗心を燃やしている。
J1は今季、2ステージ制とポストシーズンを導入。第1ステージは6月27日まで。第2ステージは7月11日に始まる。

◎サポーター心待ち/「待ちに待った」「負けられない」
仙台、山形のサポーターも久々の東北ダービーを心待ちにしている。
「待ちに待ったダービー。早く応援に行きたい」と気持ちを高ぶらせるのは、仙台サポーターになって13年目という仙台市青葉区の自営業鈴木幸則さん (66)。ベガルタ仙台・市民後援会理事長の佐々木知広さん(58)は「サポーターの勝利に懸ける思いを監督が受け止め、勝利を目指してくれると思う」と エールを送る。
「同じ東北で、なおかつ隣県の仙台には負けられない」と山形市の主婦今野裕可里さん(28)は火花を散らす。両チームがJ1の舞台にそろうのは4季ぶりだけに、「今季は両チームの戦いで、さらに東北のサッカーが盛り上がってほしい」と期待を寄せる。

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