北上市、横手市などで構成するJR北上線利用促進協議会は5日、自転車を解体せずに列車に乗り込める「サイクルトレイン」の実証実験を北上―ほっとゆだ駅間で行った。
長いすとボックス席がある通常の車両を臨時に走らせ、メンバー8人が自転車を持ち込んで乗車。ホームの乗り降りや車内の通路の安全性などを確かめた。
参加した北上市の高橋敏彦市長は「通勤通学の混み合う時間帯は難しいが、すいている時間を活用すれば、外国人観光客の誘客にもつながる」と前向き。
JR東日本盛岡支社の白石仁史運輸部長は「1車両に自転車8台が入ると手狭になる。一般客の安全確保や料金をどうするかなど、検討したい」と語った。