JR6社が仙台で誘客キャンペーン 6県担当者らと意見交換

 JR東日本などJRグループ6社は17日、被災地支援の一環で、東北への観光誘客のため展開中のキャンペーン「つなげよう、日本。旅する笑顔を東北の力に」の意見交換会を仙台市のホテルで開いた。キャンペーンは7月下旬に始まり、東北観光推進機構の協力で9月末まで展開される。
 意見交換は今後の活動の参考にするため行われ、村井嘉浩宮城県知事をはじめ東北6県の観光行政担当者、JRの営業担当幹部ら50人が出席。各県は観光の現状について説明し、村井知事は「来年の岩手、再来年の宮城、次の秋田と東北ではDC(デスティネーションキャンペーン)が続く。協力して観光復興を果たしたい」と述べた。
 キャンペーンは全国の主要なJR駅に「東北で待っています」の共通コピーを掲げた6県のポスターを掲示。秋の東北のイベント、食情報など集めたガイドブックも今後、配布する。さらに携帯電話によるモバイルスタンプラリーなども実施し、幅広い地域、年齢層に情報を発信する。
 JR東日本の原口宰常務は「東北への送客に力を入れる」と話している。

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