JVCケンウッド、ビデオカメラ生産を昨年10月に終了…スマホの普及で需要急減

JVCケンウッドは、家庭用ビデオカメラの生産を昨年10月に終了したことを明らかにした。

 「JVC」や「ビクター」ブランドで1984年から販売し、出荷台数は累計で約3600万台に上ったが、手軽に動画撮影ができるスマートフォンの普及を受けて需要が急減していた。

 電子情報技術産業協会(JEITA)によると、2012年のビデオカメラの国内出荷台数は約186万台だったが、15年に100万台を割り込み、21年は約21万台に落ち込んだ。

 JVCケンウッドは業務用ビデオカメラも段階的に縮小していく方針。これまでに培った映像技術は、ドライブレコーダーやリモートカメラなど、成長が見込める機器で活用する。

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