KDDI、携帯23機種を発表 「スカイプ」も可能に

 KDDI(au)は18日、今秋冬から来春にかけて順次発売する携帯電話の新商品を発表した。先行して発表済みの機種を含めて、スマートフォン(高機能携帯電話)や従来型の携帯電話、電子書籍専用端末など、合計23機種を投入する。出遅れていたスマートフォンでは新たに3機種を追加するほか、インターネット通話大手のスカイプ・テクノロジーズ(ルクセンブルク)と提携し、無料の音声通話が可能なソフト「スカイプ」を利用できるようにするなど、大幅なてこ入れを図る。
 新たに追加するスマートフォンは、東芝の液晶テレビ「レグザ」の映像技術を活用した「IS04」(東芝製)や、女性が持ちやすい大きさの「IS05」(シャープ製)など3機種。いずれも米グーグルの基本ソフト「アンドロイド」を搭載し、12月下旬以降に順次発売する。
 東京都内で開いた記者会見で、12月の社長昇格が内定しているKDDIの田中孝司専務は「本気のau、こだわりのauを見せていきたい」と語った。
 同時に、スカイプ・テクノロジーズと提携する方針も発表。第1弾として、すでに発売済みの「IS01」と、11月下旬以降に発売予定の「IS03」のスマートフォン2機種を手始めに、無料の音声通話が利用できるソフト「スカイプ」を提供する。
 このほか、ソニーや凸版印刷などと組んで参入する電子書籍事業では、約2000冊の書籍を保存でき、いつでも持ち歩ける専用端末「ビブリオ リーフSP02」を披露。画面サイズ約6インチで、目に優しい電子ペーパーを採用した。12月下旬以降に発売する。

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