SENDAI光のページェント開催へ 12月18日開幕で調整

仙台市の冬の風物詩「SENDAI光のページェント」が12月18~31日に開催される見通しとなったことが4日、関係者への取材で分かった。昨年に続き、新型コロナウイルスの感染対策を徹底し、規模を縮小して実施するとみられる。近く正式に発表される。

 青葉区の定禅寺通を会場に、発光ダイオード(LED)電球がケヤキ並木を照らす。密集を避けるため、今年も点灯式や「サンタパレード」などの恒例行事は見送る方向。勾当台公園市民広場の飲食ブース設置も見合わせを検討している。

 光のページェントは1986年に始まり、期間中に200万人超が訪れる一大イベント。新型コロナ流行後の昨年は点灯時間が短縮された一方、初めての越年開催が実現し、12月18日~今年1月11日に行われた。

 定禅寺通の中央緑道(グリーンベルト)は点灯中の立ち入りが規制され、警備員が会場を回って見物客が滞留しないよう誘導した。ワクチン接種が進んだ今年も、同水準の感染対策を取るかどうかが焦点となる。

 杜の都を象徴する大型イベントは、8月に仙台七夕まつりが規模を縮小して開催されたが、仙台・青葉まつり(5月)、定禅寺ストリートジャズフェスティバル(9月)は感染拡大のため2年連続中止となった。

タイトルとURLをコピーしました