TBS「タレントさん本人が起こした問題ではない」 ジャニーズタレントの起用継続を明言

TBSの10月期改編説明会が31日、オンラインで行われ、ジャニー喜多川前社長による性加害問題で揺れるジャニーズ事務所所属のタレントについて、今後も起用を継続する方針が明かされた。  渡邉真二郎編成部長は「いかなる性暴力も許されるものではないというスタンスに尽きる」と前置きした上で、「バラエティー番組やドラマを含めて(所属の)タレントさんの出演はこれまで通り続けていく方針です」と明言。理由については「タレントさん本人が起こした問題ではない」と説明した。  性加害問題に関しては、8月29日にジャニーズ事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が、同事務所による性加害を認定した。民放各局も翌30日までに、人権を尊重した報道姿勢を強調したばかり。だが、事務所の存続を含めた今後が不透明な中で、所属タレントの処遇に触れたのはTBSが初となる。  TBSではバラティー「それSnow Manにやらせて下さい」(金曜・後8時)や、目黒蓮(26)主演の連続ドラマ「トリリオンゲーム」(金曜・後10時)が放送中。民放各局ともにジャニーズタレントの出演番組は多く、起用方針が注目される。  民放関係者は「現時点で答えは出せないが、改編説明会では局としての見解が出るはず」と予想。各局とも9月に説明会を開催予定している。  なおこの日、TBSは元ジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明氏(41)による「TOBE」のタレント起用についても言及。音楽番組「CDTVライブ!ライブ!」への出演など「人気のアーティストの皆様に分け隔てなくお声かけさせていただく」とした。

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