TBS〝不同意性交〟50代局員の経歴 局内からは怒りの声噴出「女性問題を扱ってもブーメランに」

既婚者専用マッチングアプリで知り合った40代女性にカラオケ店で性的暴行をしたとして、不同意性交の疑いで6日、書類送検されたTBSの50代男性局員の素性が分かった。局員A氏は局内で反感を買っている。

 A氏は5月下旬、女性と食事した後、2軒目の東京・赤坂のカラオケ店で性的行為をしたとされる。5月上旬に既婚者専用マッチングアプリで女性と知り合い、会ったのはこれで2度目。警視庁の調べに性的行為をしたことは認めたが、同意はあったと供述している。

 捜査関係者やTBS局員の話を総合すると、A氏はこれまで五輪や世界陸上などスポーツ番組関連を担当し、現在は局内で要職に就くベテランだ。TBS局員の話。

「Aさんは関西の大学卒でノリがよく、五輪関連の仕事で結果を出し、現在の地位に上り詰めました。今回の事件では、行為場所がカラオケ店だったことに〝あり得ない〟と局内で非難ごうごう。バラエティー番組の制作サイドからは『カラオケの企画がやりづらい』、報道番組の制作サイドからは『著名人の女性問題を扱ってもブーメランになる』などといった批判が出ています」

 実際、同局系バラエティー番組では「モニタリング」などで、カラオケ店が利用されているからだ。

 TBSはくしくも9日、東京・歌舞伎町のカラオケ店で中学1年の女子生徒に性的暴行をしたとして、不同意性交の疑いで元日本維新の会で元衆院議員の椎木保容疑者が逮捕されたことをスクープした。

 TBS広報室に事件への見解とA氏の事実確認を求めたところ、「社員が書類送検されたことは大変遺憾に思います。捜査の結果を踏まえて適切に対処いたします」とだけ回答した。

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