ＴＢＳホールディングス（ＨＤ）、テレビ東京ＨＤ、ＷＯＷＯＷ、日本経済新聞社、電通、博報堂ＤＹメディアパートナーズは２３日、動画のネット配信を手がける新会社を設立すると発表した。３放送局の番組や他社から買った動画を流すサービスを目指す。配信は今年秋から試験的に、２０１８年４月から本格的に始める予定だ。
動画はスマートフォン、タブレット、パソコンなどへの配信を予定している。民放キー局では日本テレビＨＤが「フールー」、テレビ朝日ＨＤが「アベマＴＶ」、フジ・メディアＨＤが「ＦＯＤ」など独自の動画配信サービスを始めており、ＴＢＳとテレ東が新たにタッグを組む。
新会社は７月１日設立で、６社が計８０億円を出資する。出資比率はＴＢＳＨＤが３１・５％、日経が１６・６％、テレビ東京ＨＤとＷＯＷＯＷが１４・９％ずつ、電通が１４・８％、博報堂ＤＹが７・３％。
ＴＢＳは「放送・新聞など６社の協業。それぞれの得意分野を生かし、補完しあうことでバランスの良いコンテンツラインナップを生むことができる。ＴＢＳの強みはドラマや映画など幅広いラインアップ。それは引き続き継続していく」とコメント。テレビ東京も「強い作品が必要だし、数が必要。テレビ東京はアニメや深夜ドラマがある。１社でやるより、広いラインナップに期待できる」としている。
