3月中旬にオープンする「蔦屋書店 仙台泉店」
書籍販売やCD・DVDレンタルのTSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は6日、複合書店としては国内最大級の「蔦屋書店 仙台泉店」が3月中旬にオープンすると明らかにした。約80万冊に及ぶ書籍のほか、10万枚のDVDなどもそろえる。
店舗はツタヤをフランチャイズ展開するトップカルチャー(新潟市)が開設する。3階建てで、書籍・雑誌、玩具などを1階で販売。2階はDVD・CDのレンタル、販売コーナーとする。売り場面積は1、2階だけで約1万平方メートルに上る。
書籍では児童書や絵本も計3万冊そろえる。団塊世代向けに歴史や哲学など人文系の本も充実させ、レンタルDVDでは1940~60年代の名画も用意。販売CDでは1万枚のクラシックやジャズも扱う。
1階にタリーズコーヒーが入る。新品や中古のゲームソフトのほか、文具や調理器具、ワイン、輸入食品、バッグなどの旅行用品も扱い、店内で一日中過ごせるような滞在型の「ブック&カフェスタイル」とする。
立地場所はショッピングセンターなどが並ぶ仙台市泉区大沢の商業エリアの一角。店舗と一体となった612台分の駐車場を備える。
書店調査会社のアルメディア(東京)によると、店舗面積は札幌市内にある国内最大の他社店舗(8600平方メートル)を上回るという。トップカルチャーとしては東北6県への初出店となる。
CCCは「例えば本で読んだようなワインを店内ですぐに入手できる。書籍を中心に幅広い商品を扱い、生活スタイルを総合的に提案したい」としている。
開店は平日が午前9時、土日祝日は午前8時。閉店は午後11時。