WTO敗訴でもくじけません 宮城産ホヤ、旬の味をPR

「世界貿易機関(WTO)敗訴後の消沈ムードを吹き飛ばせ!」をテーマに「宮城のほや祭りフェア」が17日、さいたま市のJR大宮駅前で始まった。石巻市で水揚げされたホヤを直送するほか、約30種の加工品を販売。WTOが韓国の日本産水産物の輸入禁止措置を認めた苦境にくじけず、首都圏を突破口に販路拡大を図る。23日まで。
 宮城県内のホヤ養殖業者や加工業者、消費者でつくるネットワーク「ほやほや学会」(石巻市)が主催。会場の東日本連携センターには新鮮な殻付きホヤ、つくだ煮、塩辛などが並ぶ。
 生産現場の思いを伝えるミニ講座があり、石巻市のホヤ養殖業渥美貴幸さん(36)は「ホヤはちょうど旬を迎えたが、需要が伸びず水揚げを増やせない状態。国内外を問わずホヤを食べたいと思ってくれる人を増やせるよう魅力を広めたい」と目標を語った。

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