WTO職員感染、全会合を中止へ 「あらゆる措置講じる」

 【ロンドン=板東和正】世界貿易機関(WTO、本部=スイス・ジュネーブ)は10日、職員1人が新型コロナウイルスに感染したことが判明したとして、全ての会合を11日から20日まで中止すると発表した。

 WTO本部では、各国代表が集まる会合が日常的に開催されており、近く予定されていた日本の貿易政策を審査する会合も影響を受ける見通し。WTOは来週末までに今後の対応策を検討するという。

 WTOのアゼベド事務局長は10日、「状況を非常に注意深く注視しており、健康と安全を保護するために必要なあらゆる措置を講じる」と述べた。 

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