Z世代流行語ランキング 1位は「蛙化現象」 中学生〜26歳回答

 「蛙化(かえるか)現象」「かわちぃ」「うちゅくしぃ」――。Z世代が選ぶ2023年上半期の流行語ランキングが5日、発表された。Z世代は1990年代後半〜2010年前後生まれの若者世代を指す。SNS(ネット交流サービス)を使いこなす世代とされ、ランキングでもSNS発信の言葉が並んだ。

 Z世代を研究するシンクタンク組織「Z総研」が5月8〜14日に実施したインターネット調査で、中学生から26歳までの950人が回答した。

 ランキングトップとなった蛙化現象は、好きな相手が振り向いてくれた途端に、「気持ち悪い」と感じて冷めてしまう現象のこと。カエルが王子様に変身する童話が由来だが、蛙化現象は童話とは逆のパターンだ。動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」などで取り上げられ、共感が広がった。

 このほかには、2位の「かわちぃ」(かわいい)▽3位の「うちゅくしぃ」(美しい)▽10位の「ちょえ」(ちょっと待って)――など日常的に使いやすい言葉が多くランクインした。

 4位の「トヨナガタクト」は韓国のアイドルオーディション番組に出演して話題を集めたアイドルの日本人男性。7位の「お前今日何したんだよ」は動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」などで一躍人気になったフレーズ。8位の「スシローを救いたい」は、回転ずし大手「スシロー」の店内での悪質な迷惑行為の動画がSNSで拡散されたことを受けて広まった。【加藤結花】

 ◇Z世代が選ぶ流行した言葉

 1位「蛙化現象」2位「かわちぃ」3位「うちゅくしぃ/うちゅくちぃ」4位「トヨナガタクト」5位「ちゅき」6位「〜ニキ・〜ネキ」7位「お前今日何したんだよ」8位「スシローを救いたい」9位「えぐい/えぐいてぇ」10位「ちょえ」

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