1か月予報 全国的に高温 記録的暑さ9月へ持ち越しか 東北や北陸の少雨解消ならず

気象庁はきょう31日、この先の1か月予報を発表。全国的に気温が平年より高い状態が続き、9月も厳しすぎる残暑が続く見込みです。また、きょう31日は、東北と北陸に少雨と長期間の高温に関する気象情報が発表。しばらく少雨を解消するような雨はなさそうです。

東北・北陸「少雨と長期間の高温に関する情報」発表

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きょう31日、東北と北陸地方を対象に、少雨と長期間の高温に関する気象情報が発表されました。

7月下旬以降、東北と北陸を中心に雨の少ない状態が続き、6月上旬以降、気温の高い状態が続いています。
8月1日から30日までの降水量の30日間平均を見ると、東北から北陸にかけて平年の2割以下にとどまっている所が多く、1割にも満たない所があります。

少雨の状態は1週間程度、高温の状態は2週間程度続くため、農作物や水の管理、熱中症対策などの健康管理に十分に注意してください。

全国対象に「高温に関する早期天候情報」を発表

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気象庁はきょう31日、北海道から沖縄にかけて全国を対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。
これは、10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表される情報です。
向こう2週間の気温は、平年より高く、9月6日頃から平年に比べて「かなり高温」となる日が多いでしょう。

いったん猛暑から解放されるタイミングがあっても、再び危険な暑さとなる可能性が高くなっています。
9月に入って、屋外の活動も増える頃ですが、8月と同様に炎天下の活動はできるだけ控えるなど、危険な暑さをなるべく避けてお過ごしください。

翌日や当日に熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測される場合には、「熱中症警戒アラート」が発表されますので、早めに対策を行って、発表された際には、日中の外出をできる限り控えるなど、暑さに一層の警戒をしてください。

記録的な猛暑 9月も継続か 西日本は大雨注意 東北や北陸の少雨解消ならず

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気象庁が発表した1か月予報によると、この先1か月は、太平洋高気圧が日本の南東海上では強く、西日本から沖縄・奄美付近では湿った空気の影響を受けやすい状態が続く見込みです。全国的に暖かい空気に覆われやすいでしょう。

1か月の気温は、全国的に平年より高い見込みです。
この夏はすでに東京都心では年間猛暑日が22日間と、過去最多記録を更新するなど、各地で記録的な暑さとなっています。
9月も残暑が厳しく、過去に例がない暑すぎる夏はまだ続きそうです。

また、沖縄・奄美や西日本では、降水量は「平年並みか多い」見込みです。
8月下旬になって、南海上には台風が発生しやすくなっていますが、台風や秋雨前線の影響で、大雨になりやすいシーズンです。屋外のレジャーやイベントなどは、必ず事前に雨雲レーダーを確認し、台風が発生している際には情報にご注意ください。

一方、東日本や北日本では1か月の降水量は「平年並み」でしょう。
東北と北陸地方では、日照りが続き、極端な少雨となっています。この先しばらくは、雨の降る日はあるものの、少雨を解消するほどまとまった雨の降る可能性は低いでしょう。農作物や水の管理に注意し、節水を心がけてください。

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