1日1〜2杯のコーヒーで「認知症の確率」が下がると判明

朝起きて飲む1杯のコーヒー。気分がしゃきっとして、「さあ、今日も1日頑張ろう!」という気分になりますよね。

『WooRis』の過去記事「“頭が冴える”のは本当?コーヒーにまつわる意外な事実5つ」でもお伝えしましたが、コーヒーを飲むと眠気がブロックされるのは本当の話。

しかし、やはりコーヒーには、脳にそれ以上の利点を及ぼす働きがあるようなのです。海外のニュース局『CBS News』ウェブサイト記事を参考に、それが何かをご紹介しましょう。

■コーヒーに認知症を防ぐ効果が!?

コーヒーに含まれるカフェインに覚醒作用があることはよく知られています。お仕事の時などに眠くなったり、頭がスッキリしない時にコーヒーを飲むと頭が冴えるのはそのせいですが、「この効果は、年を取ってからもあるのかしら?」と不思議に思うことはありませんか?

イタリアで65~84歳のシニア1,445人を対象に、3年半にわたって行われた研究によると、コーヒーを毎日1~2杯飲んでいる人は、飲んでいない人より“軽度認知障害(MCI)”を患う確率が低いことが判明したそうです。

研究者によると、この原因はカフェインは脳内に蓄積され、アルツハイマー病などの原因となる“アミロイドβタンパク質”から脳細胞を保護する機能にあると思われているそうです!

今まで、「コーヒーって体にいいのかしら、悪いのかしら?」と疑いを抱いていた方もいらっしゃると思います。どんな食品でも摂りすぎは禁物ですが、1日1~2杯のコーヒーを楽しむことで生産性がアップする上、将来的な脳の健康にも繋がりそうですね。

■毎日1~2杯以上は要注意

「じゃ あ、もっとたくさんコーヒーを飲めば認知症防止効果はアップするかしら」という方、ちょっと待ってください。前述の研究によると、この効果が認められたの は毎日1~2杯。それ以上飲むと、なぜか防止効果がなくなるばかりか、前述の“MCI”の割合がかえってアップしたそうです!

だから、「仕事に集中するために、朝から夕方まで4~5杯コーヒーを飲んでる」という方、それはやはり飲みすぎです。

コーヒーには中毒性もあり、飲みすぎて頭痛や不眠症が起きる可能性もあるそうです。1日の摂取量にはくれぐれも気をつけて、健康効果を最大限に享受できる1~2杯までにしておきたいものです。

今 4~5杯飲んでいて、「もうカフェイン中毒になっているかも?」という方、摂取量を徐々に減らしていくことで体が少ないカフェインの量に慣れていくそうで すので、まずはカップのサイズを小さくする、1日半分はデカフェを飲む、今よりまずは1杯分だけ減らしてみるなどして調整してみましょう!

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