人にモテるだけでなく、お金にもモテるおじさん=「カネモテおじさん」になるためのコツをお伝えする本コラム。「我こそは、おじさんだ」という方、そして「お金にも人にも、両方モテたい!」という方。ぜひカネモテおじさんを目指して学んでいきましょう。
■実は、大きなお金がダダ漏れになっていた?
「給料が上がらない」「小遣いが減った」「お金がない」などとボヤいていませんか? 「たいしたものに使っていないのに、お金がすぐになくなってしまう」と嘆いてばかり。二言目にはそんなことばかり言っている超安定的金欠おじさんもいますよね。
ですが、そんな人が、自分ではまったく気づかないうちにダダ漏れになっているのが、日々の小さなお金なのです。1日300円程度のムダなお金を、あちらこちらに垂れ流していないでしょうか。
「300円程度なんて、かわいいもんだよ」と感じるかもしれません。小学生低学年くらいのお小遣いレベルだと感じるかもしれません。手取り月収から考えると、わずかな金額ともいえるでしょう。ですが積もり積もっていくと、想像をはるかに超えるお金になることをご存じでしょうか。
さて、毎日の300円は、10年間でいったいいくらになるでしょうか…。
300円×365日×10年間=109万5000円。
なんと、100万円以上ものお金になるのです。
「たかが300円」と思っていたら、10年間で100万円を超えるお金になっていた。10年は、年を取ると過ぎるのがあっという間。「10年前なんて、ついこの前だよねえ」なんて驚きながら、100万円を失っているかもしれません。
■1日数百円程度、惰性で使っているものはない?
とはいっても、「四六時中100円単位でケチケチしよう」という訳ではありません。ケチケチしていたらストレスがたまり、ある日突然リバウンドが起き、大きな無駄遣いをしてしまうのは目に見えているからです。そうではなく、まずは「毎日当たり前のように使っているお金」に目を向けてみるのです。
「職場でお菓子をつまんでいる」「タバコやコーヒーを買っている」「ゲームの課金をしている」などと数百円のもので毎日必ず使っているお金はないでしょうか。それらで、惰性で使っているものはないでしょうか。
そして、「10年間で100万円になるけど、その価値はあるかな」と、考えてみるのです。その価値があると思えば、堂々と使うべき! ですが、「100万円もの価値はないな、もったいないな」と感じたら、ぜひその出費の頻度を下げてみましょう。もし今までの回数の半分にすれば、10年間で50万円、60万円と貯まるようになるのです。
■意識をちょっと変えるだけで、カネモテおじさんになれる
1日300円失うと、10年で100万円を失う。
1日300円のムダをなくすと、10年間で100万円が貯まる。
その意識を持つことが、カネモテおじさんへの大きな第一歩です。
積もり積もるとものすごい山になることは、長い人生経験のあるおじさんならよくご存じのはず。これは、1日300円程度の出費でもまったく同じ。惰性で使っているお金はないかをチェックして、その頻度を減らしてみましょう。そうするだけで、ケチケチせずに、涼しい顔をしながら数十万円を貯めることができる、カネモテおじさんへと近づけるのです。