三菱UFJや三井住友など大手銀行が来年1月の固定型の住宅ローン金利を引き上げる見通しであることがわかった。日本銀行が20日に金融緩和策を一部修正し、長期金利が上昇したことが理由。他の銀行も、金利引き上げの動きに追随するとみられる。 【写真】低金利が続くと思い込む「金利感覚のまひ」 住宅ローンの金利上昇を解説 引き上げるのは、住宅ローン金利の指標となる10年固定などの基準金利。欧米の利上げを受けて今春以降、上昇傾向にあったが、大手行の関係者は今回の上げ幅について「直近数カ月より大きくなる可能性がある」としている。各行は数日中に発表する見込みだ。引き上げ幅は各行が決めるが、専門家の間では10年固定で、12月時点からの引き上げ幅は0・2%幅前後になるとの見方が出ている。