1月失業率改善、2.4%=24年9カ月ぶり低水準

総務省が2日発表した労働力調査によると、1月の完全失業率(季節調整値)は前月比0.3ポイント低下の2.4%で、2カ月ぶりに改善した。失業率は1993年4月の2.3%以来、24年9カ月ぶりの低水準となった。

厚生労働省が同日発表した1月の有効求人倍率(同)は横ばいの1.59倍だった。正社員も1.07倍で前月と同じだった。景気回復による人手不足で求人倍率は高止まりしており、厚労省は「雇用情勢は着実に改善が進んでいる」とみている。

求人倍率はハローワークに申し込んだ求職者1人当たりの求人数。1月の求職者は1.2%減、求人数は0.6%減だった。受理地別の有効求人倍率は最高が東京都の2.08倍、最低が沖縄県の1.17倍だった。

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