1粒3万円以上!サクランボ高級品種「ジュノハート」青森で初競り

全国デビュー4年目となる青森県の大玉サクランボ「ジュノハート」の初競りが20日、八戸市中央卸売市場であり、粒が大きい上位等級品「青森ハートビート」は1箱(15粒入り)が50万円で落札された。1粒3万円以上の高値が付いた「真っ赤なルビー」を前に、市場関係者は歓喜した。

宝石のような輝き 市場関係者のハート射止める

 宝石のような輝きが市場関係者のハートを射止めた。20日、八戸市中央卸売市場であった青森県産の大玉サクランボ「ジュノハート」の初競りで、最高ブランドの「青森ハートビート」が1箱(15粒入り)50万円で落札された。

 市場には主産地の南部、三戸両町で収穫されたハートビート10箱、ジュノハート104箱が並んだ。ハートビートは2万~50万円、ジュノハートは3000円~1万6000円で取引された。天候にも恵まれて色付きが良く、出荷量は昨年の2倍以上となった。

 最高値で競り落とした仲卸業者「三戸フルーツ」(八戸市)の寺沢晴男社長は「予算はオーバーしたが、落札できてほっとした」と話した。八戸市の菓子店が購入し、ハートビートを使用したケーキを販売する予定という。

 JA八戸の留目秀樹さくらんぼ専門部長は「サクランボの木が大きくなり、高品質な実も多く採れている。生産量が増えてくればもっとアピールできる」と意気込んだ。

 ハート形のジュノハートは3L以上(横径28ミリ以上)、ハートビートは4L以上(同31ミリ以上)の大玉。肉厚で糖度が約20度と甘い。昨年のハートビートの最高落札額は1箱60万円だった。

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