安心して10年使い続けられる!
いま世は次々と新品に買い替えるより、1台のマシンを長く愛用するサステナブルな使い方が評価される時代となってきています。
メンテで最新状態のまま8年使い続けられるスマホとか、そこまでではなくても、スマホOSのアップデート期間を延ばすトレンドが強まってますよね。
そんな流れで、もし買ってから10年間も最新状態のまま使えるパソコンがあったら、どうでしょう?
Chromebookが10年更新サポートへ
このほどGoogleは、Chromebookに対して、来年からは10年間のOS自動更新をサポートする新方針を発表。2021年以降に発売された全モデルが対象となるようで、たとえば、いまChromebookを買ったら、2033年までサポートされるって考えてよさそうです。
いまから10年前のパソコン市場といえば、まだ普通にWindows 8.1モデルが店頭に並んでいたことを考えると、これはやっぱりスゴいことなのでは?
パソコンといえば、Windows OSを搭載するか、MacBookやiMacなどのmacOSを搭載するか、ほぼ二択というイメージの方もおられるでしょう。
ですが、いまGoogle(グーグル)が開発したChrome OSを搭載するChromebookというノートPCが、着々と存在感を増しています。オフラインでも使えますけど、基本はChromeブラウザがベースなので、インターネットにつなげて使うスタイルが前提。最大の特徴は、とにかくChromebookが低価格ということにあるでしょう。
Chromebookのジレンマ
OSが自動更新されていくChromebookは、ただ低価格なだけでなく、セキュリティ面でも安全性が強調されて、教育現場などで一斉導入が進んできました。しかしながら、これまでは更新サポート期間が短く、いま北米では、大量の期限切れを迎えたChromebookの廃棄処理に悩む学校の問題が報じられることも。
ややイメージダウンに悩むChromebookは、パンデミック期間の特需が終了し、売れ行きが鈍化しているともいわれています。
そこで、今回のように、ずっと安心して長く使えるイメージアップを図ったり、あと修理プログラムの「Chromebook Repair Program」を利用すれば、ハードウェア面でもメンテが続けられることを強調。なんとかまたChromebookのシェアを拡大したい、Googleの狙いなども見えてきます。
ただ、低価格帯のMacBookシリーズが登場してきたりすれば、やっぱりユーザーは流れてしまうやも…。