12月の消費者物価指数+4.0% 41年ぶりの高い伸び

家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる去年12月の全国の消費者物価指数は生鮮食品を除いた指数が前の年より4.0%上昇しました。 41年ぶりの歴史的な上昇幅です。総務省が発表した去年12月の全国の消費者物価指数は変動の大きい生鮮食品を除いた指数が104.1となり、前の年より4.0%上昇しました。 4%台はオイルショックの影響が残る1981年12月以来、41年ぶりです。 消費者物価の上昇は去年4月に日銀が目標としてきた2%を超えたばかりですが、それからわずか8か月で4%台に乗る急激なものとなりました。 原油価格高騰の影響で▼都市ガス代が33.3%▼電気代が21.3%上昇するなどエネルギー価格の上昇が続きました。 また、原材料の高騰や円安などの影響で食用油やハンバーガーなど生鮮食品を除く食料が7.4%上昇したほか、ルームエアコンなどの家庭用耐久財が10.8%、携帯電話機が22.1%上昇しました。 一方、宿泊料は去年10月に始まった観光支援策「全国旅行支援」の影響で18.8%下落しました。 また、合わせて発表された2022年平均での消費者物価指数は生鮮食品を除いて前の年と比べて2.3%上がりました。 消費税増税の影響を除くと、1991年以来、31年ぶりの上昇幅でした。

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