2月23日14時26分配信 読売新聞

東北電力は23日までに、仙台市青葉区中山7丁目に所有していた約2万9000平方メートルの大規模な遊休地を、セコムの子会社で準大手デベロッパーの「セコムホームライフ」(東京)に売却した。不要資産処分策の一環で、マンションや一戸建てなどの建設用地として開発される見通しだ。

 譲渡契約が結ばれたのは、「東北電力研究開発センター」北東側の敷地で、東北電力の研修施設のほか、野球場の機能を備えたグラウンド、テニスコートなどとして利用されてきた。2005年3月、建物や設備が撤去され、現在は更地になっている。

 東北電力は、将来的にも社内での活用計画がないことなどから、「オール電化住宅用地」としての利用を条件に指名競争入札を実施し、セコムホームライフが落札した。契約は22日付で、譲渡額は明らかにしていない。

 セコムホームライフは、仙台市やその周辺などでも建売住宅やマンションの供給実績がある。08年春以降の着工を目指し、具体的な土地利用計画を検討する方針で、仙台支店は「現段階では、一戸建てとマンションが混合する『オール電化タウン』を想定している」と説明している。

2007年02月24日土曜日

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