ユニリーバ・ジャパンは、男性の美意識に関する女性の評価を調査。その結果、「身だしなみを意識することは重要だが、 やり過ぎは抵抗を感じる」という女性が多いこと、「さりげなく個性をアピールしている男性」がより好感度が高いことが判明した。昨今、女性と同等かそれ以 上に美容に対する意識の高い、いわゆる“美容男子”が話題となったが、過度に意識している男性に対して女性は少し抵抗を感じているのかもしれない。
■男性の第一印象は、その人との“その後の関係性”に大いに影響する
Q．第一印象はその相手とのその後の関係性に影響すると思いますか
Q．初対面の男性に対して注目するポイントについて、プライベートシーンとビジネスシーンとでそれぞれ三つずつ選んでください
第 一印象とその後の関係性について、プライベートシーンとビジネスシーンとでそれぞれ調査。両シーンにおいて、第一印象の重要性が明らかになった。さらに、 初対面の男性に対して注目するポイントについて、プライベートシーンとビジネスシーンとでそれぞれ調査。公私の場面で最も注目するポイントは違うが、声・ 話し方とともに、女性は男性の「清潔感」への注目度が高いことがわかった。服装やヘアスタイルも、とにかく「清潔感」を心がけることが重要と言えそうだ。
Q．いい香りがする男性は、第一印象がアップすると思いますか
香 りと第一印象の相関について調査。「いい香りがする男性は、第一印象がアップすると思う」と回答した女性に対し、どんな香りだと印象がとくにアップするか という質問に対して、第1位「クールなマリン系の香り（34％）」、第2位「柑橘系のさわやかな香り（27％）」、第3位「ムスク系のセクシーな香り （15％）」という結果になった。
Q．ヘアスタイルは、男性の第一印象に影響があると思いますか
Q．好印象を抱くヘアスタイルを一つ選んでください
Q．最も印象が悪い髪型について一つ選んでください
続いて、ヘアスタイルと第一印象の相関について調査。女性に好印象を与えるヘアスタイルは、作り過ぎずにナチュラルに、一方、長髪・寝癖・キメ過ぎ感のある髪型は注意するべきポイントと言えそうだ。■男性の美容、最も“やりすぎ”と不評だったのは、ファンデーションなどの「化粧」
Q．男性が身だしなみを意識することは重要だと思いますか
続いて、男性の身だしなみと美容行動について調査。男性が身だしなみを意識することについては、「重要だと思わない」人はわずか2%で、54％が「重要だと思う」、「重要だが、やりすぎは抵抗を感じる」と回答した女性は44％になった。
Q．美容に関連する行動のうち、男性がしていたらやりすぎだと思うものを三つ選んでください
男 性の美容に関連する行動のうち、やりすぎだと思うことについて聞いたところ、第1位は「BBクリームやファンデーション、コンシーラーなどを使い化粧をす る」、第2位は「美顔器を使う」、第3位は「美容整形をする」という結果となり、意外にも、美容整形よりもベースメイクなどの化粧のほうが、女性は抵抗が あることがわかった。
■キメ過ぎず、さりげなく個性をアピールしている男性が好感度大
Q．以下の男性の行動・仕草について不快に思いますか
美 意識や自意識ゆえと思われる、ありがちな男性の行動と仕草について、どれが不快に思うかを調査。”スメハラ男”（香水を付けすぎている男性）や“自撮りス ト”（SNSに自撮り写真をアップする男性）、“イジリスト”（必要以上に髪の毛をいじる男性）といった「美意識過剰」とも言える男性の行動に不快感を抱 く女性が多いようだ。
Q．より印象が悪い男性はどちらですか。関係性ごとにそれぞれ一つずつ選んでください
美 意識があり過ぎる男性と、無さ過ぎる男性。あえて言えば、どちらの方が、より印象が悪いかについて、職場の男性の場合は、僅差ながら「ゆる過ぎる」ほうが やや不評（53％）という結果に。友人男性の場合は「キメ過ぎ」のほうが不評（58%）、恋愛対象になる男性の場合は、「キメ過ぎ」がやや不評（54%） となった。ゆる過ぎる友人男性よりも、キメ過ぎてる友人男性の方が不評なのは、やや意外な結果と言えそうだ。
また、興味深いのは、東京エリアでは、どんな関係性でも等しく「ゆる過ぎ」よりも「キメ過ぎ」の方が悪印象のスコアが高い点だった。東京の女性は大阪の女性よりも、キメ過ぎ男性への評価は辛口で、男性のダサさに対して寛容であるとも言えそうだ。
Q．さりげなく個性をアピールしている男性と個性のアピールが強い（キメ過ぎている）男性と、好感が持てる男性はどちらですか
さ りげなく個性をアピールしている男性と個性のアピールが強い（キメ過ぎている）男性とでは、「キメ過ぎ」よりもさりげなく個性をアピールしている男性がよ り女性からの好感を得ていることが明らかになった。男性に必要なのは”美意識”を”微意識”すること（＝さりげなく、適度な美意識を持つこと）なのかもし れない。
【調査概要】
調査対象：20代（20～29歳）の女性会社員
サンプル数：600名
調査期間：2016年1月30日（土）～31日（日）
調査地域：東京エリア（東京、神奈川、千葉、埼玉）／大阪エリア（大阪、京都、兵庫、奈良）
調査方法：インターネット調査
調査機関：楽天リサーチ株式会社
