株式会社ベネッセコーポレーションの妊娠・出産・育児事業「たまひよ」では、2013年に生まれた赤ちゃん30,372人を対象に恒例の名前調査を行った。今年の名前ランキングはどのような結果になっているのだろうか?
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男の子の名前は「大翔」(昨年2位/主な読み「ひろと」)が2年ぶりに1位、女の子の名前は「結菜」(昨年3位/主な読み「ゆいな」)が、2007年のトップ10入り以来初めての1位となった。さらに、「名前の読み」ランキングを見ると、男の子では「はると」が5年連続トップ、女の子では「ゆい」が7年連続トップと根強い人気を誇っている。
<名前の読み上位10位までのランキング>
名前の読み上位10位までのランキング「名前の読み=名前の響き」は、人気の響きに集中する傾向が高くなっている。同じ響きの名前でも、「漢字の組み合わせ」の多様化が見られ、漢字に子どもへの想いを込めて、個性を出す傾向が強くなっているとも考えられる。
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たとえば、「はると」では、「陽斗」「陽翔」「遥斗」「晴翔」など、「陽」「翔」と人気の漢字が多い傾向が見られるものの、非常に多彩な漢字が使われている。女の子では、3位に急上昇した「こはる」も同様。「心」を「こ」と短く読ませる名前が定着し、「心春」「心晴」「心陽」と書いて「こはる」と読む名前が増えている。
「名前に託されたイメージ」は、男女ともに「優しい・おもいやり」が1位。使われる漢字や人気の響きなどについてはその年によって変化が見られる一方で、時代が変わっても、保護者がわが子に込める思いはいつも変わらないといえそうだ。