日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は11月23日、第43回東京モーターショー(The 43rd Tokyo Motor Show 2013)が開催されている東京ビッグサイトで「2013-2014 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の受賞車を発表した。
今年度の日本カー・オブ・ザ・イヤーは、得票結果504点でフォルクスワーゲンの「ゴルフ」が受賞。34年の歴史のなかで輸入車として初の受賞となった。このほか、「イノベーション部門賞」は三菱自動車工業の「アウトランダー PHEV」、「エモーショナル部門賞」はマツダの「アテンザ」、「スモールモビリティ部門賞」はスズキ/マツダの「スペーシア&スペーシア カスタム/フレアワゴン」、「特別賞」はダイハツ工業の「ムーヴ フロントシートリフト(福祉車両)」がそれぞれ受賞している。
カー・オブ・ザ・イヤーの受賞理由については「“MQB”というモジュールによる新たな開発手法を採用し、正確なハンドリングと上質な乗り心地を両立した見事なシャシーを実現。さらに環境性能と安全性能を高めた数々の新技術の採用により、セグメントのベンチマークとしてのポジションを確固たるものにした。また、クルマが本来持つべき運転する楽しさをいつでも味わうことができ、街乗りからロングドライブまで誰もが満足できる。さらに日本市場において手頃な価格を実現したことも高評価。いま日本のユーザーにいちばん乗って欲しいクルマと言える」としている。
同日に行われた受賞セレモニーで、フォルクスワーゲン グループ ジャパンの代表取締役社長 庄司茂氏は「ゴルフが34年に及ぶ日本カー・オブ・ザ・イヤーの歴史において、輸入車として初の大賞を受賞出来たことを大変うれしく思っています。60年にわたり支えて頂いた日本のフォルクスワーゲン関係者や、ファンの方々に与えられたものだと思います」とコメントした。
なお、日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会のサイトでは、「10ベストカー」それぞれの得票数や各審査員の投票内容などを詳しく紹介している。