2014年上半期「新CM女王」下克上ランキング!

武井に代わって2人の「暫定女王」への猛追が期待されるのは、同じ事務所の石原さとみ(27)と綾瀬はるか(29)のコンビである。
「昨年、綾瀬がランキング外だったことに驚かされますが、大河ドラマ『八重の桜』でヒロインを務めていたことでNHKに配慮し、CM露出が抑えられていたことが大きい。スケジュール的にも厳しいうえ、スポンサー側も大河出演中は使いにくいものです。それが一転、今年上半期のランキングに急浮上。大手企業がズラリと並び、さらなる後伸びが予想されます。一方の石原は、サントリー『鏡月』のCMでセクシーさを強烈にアピールする新境地へ。ポッテリしたアヒル唇を突き出し、『ちょっと間接キッスしてみ?』のセリフが男性ファンの心をワシづかみにしました。大胆CMは石原、正統派路線は綾瀬でと、棲み分けがなされているようです」(広告代理店スタッフ)
 これに準ずるのは堀北真希(25)。現在11社で、逆転Vを虎視眈々と狙っている。印象的なのは、東京地下鉄のCMだ。
「仕事に悩むOLが上司に励まされるシーンは、同年代の女性の共感を呼びました。同時にオヤジ族に対し、『もしかして‥‥』という不埒な不倫妄想をかきたてる表情が秀逸。映画の汚れ役挑戦にも期待の膨らむ作品でしたね」(小谷氏)
 彼女の今後を、CM制作会社プロデューサーが分析する。
「嵐の櫻井翔との熱愛が報じられましたが、厳格な家庭環境で育ってきた慶応大卒の櫻井が選んだ相手ということで、ダメージよりもむしろプラス効果。問題は、3000万~4000万円クラスからのランクアップが近い点でしょうか。事務所サイドも安売りはせず、あくまで『堀北は女優だから』というスタンスですからね」
 下剋上を演出するダークホースは、佐々木希(26)とAKB48の小嶋陽菜(26)。
「佐々木といえば、やはり08年の日本コカ・コーラ『爽健美茶』のCMでしょう。『誰、この子?』というインパクトがあった。花王のシャンプーCMを見ても、肌の白さや黒髪が際立つだけに、2000万円台であれば、まだまだ伸びるでしょう」(佐々木氏)
 CM業界的にはモデルの位置づけだが、事務所は女優として売り込んでいる。肩書が女優になれば、契約料が上がるからだ。
 小嶋については、小谷氏がこう言う。
「女性の好感度を重視する資生堂CMに2年連続で起用される一方で、ピーチ・ジョンのブラジャーCMできれいなDカップを見せつける両極端ぶり。競馬場のパドックでピンクの下着姿にムチを持ち、サラブレッドと並んで登場するバージョンは一部で品に欠けると言われましたが、持ち前の明るさでこなしてしまう天然ぶりこそ、新CM女王にお似合いだと思いますね」
 激戦はいよいよ下半期に突入。新女王の座に就くのは、はたして──。

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