日本自動車販売協会連合会などが6日発表した2014年度の車名別新車販売台数は、上位10車種のうち、7車種を軽自動車、残りをハイブリッド車(HV)とHV中心の3車種が占め、燃費性能が高い車種が人気を集めた。
首位はトヨタ自動車の小型HV「アクア」だった。軽自動車は低燃費だけではなく、車内空間の広さや安全機能の充実などの特徴を持つ車が売れ筋になっている。
軽でトップ、全体で2位のダイハツ工業「タント」や、ホンダの「エヌボックス」などは、車高が一般的な軽よりも高く、広い車内を確保したのが特徴だ。荷室に自転車を載せることができるうえ、後部座席は足を組んで乗れるようにした。
日産自動車「デイズ」やダイハツ「ムーヴ」など、安全機能を売り物にした車種も消費者に支持されている。軽にも、前方の車に衝突しそうになった場合などに自動ブレーキがかかったり、誤発進を防いだりするシステムの導入が進んでいる。
ちなみに、普通車だけだとこんな感じ
2014年度の新車乗用車販売台数ランキング上位10車は以下の通り(カッコ内は前年度比)。
1位:アクア(トヨタ)22万8375台(12.1%減)
2位:フィット(ホンダ)16万6433台(23.3%減)
3位:プリウス(トヨタ)15万4610台(38.6%減)
4位:ヴォクシー(トヨタ)11万0600台(106.3%増)
5位:ノート(日産)10万1286台(25.1%減)
6位:カローラ(トヨタ)10万0868台(14.0%減)
7位:ヴェゼル(ホンダ)10万0479台(370.7%増)
8位:ヴィッツ(トヨタ)8万5253台(1.8%減)
9位:ノア(トヨタ)6万9201台(68.4%増)
10位:セレナ(日産)6万7149台(29.8%減)