ウェザーニューズは8日、2015年の花粉シーズンにおける“スギ・ヒノキ花粉”傾向を発表した。それによると、2015年の花粉飛散量は平年(2008~2014年平均)の1割増、2014年シーズンの5割増となる予想となっている。
2014年の夏の天候は、 北海道や関東を中心とする東日本の太平洋側で、晴れて暑い日が多く、西日本では中四国~九州を中心として曇りや雨の日が多く、平年よりも暑い日が少なかった。そのため、2015年のスギ・ヒノキ花粉シーズンの花粉飛散量は、北~東日本ほど多く、関東では平年(2008~2014年平均)の110~150%、東北や中部では110~150%と非常に多くの花粉が飛散する予想となっている。近畿は平年と同程度~130%となる見込み。
2014年のみと比べると、東北~近畿は飛散量が多く、特に関東を中心に200~300%となる見通しだという。
一方、その他の西日本エリアの飛散量は、この夏の天候不順の影響で平年より少ない所が多く、中四国では平年の80%~同程度、九州では平年の70~90%程度となる見通しだ。なかでも高知県・徳島県・佐賀県・大分県・宮崎県では2014年と比べて少なく50~60%程度となる見通しとなっている。