2016年ギャル流行語大賞

 ガールズエンタメニュースサイト「grp by CROOZ」が毎年お送りしている、「ギャル流行語トップ10」。

ここ数年、ナチュラル系なギャルが増えたかと思いきや、今年はオフショルや編み上げトップスといったアイテムで露出をしたり、ピンクチークやピンクリップで派手メイクを施したり―と、ギャル達が”ギャル”でいることを楽しみ、誇りを持った1年でもありました。

そんな元気で活発なエネルギー溢れる2016年は、どのようなギャル語がギャル界を賑わせたのでしょうか。

「2016年ギャル流行語大賞」、遂に発表です!

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2016、ギャル界を賑わせた言葉は?

【2016年ギャル流行語トップ10】

1位:沸いた

2位:よき

3位:らぶりつ

4位:リアタイ

5位:最&高

6位:ソロ充

7位:やばたにえん

8位:ありよりのあり

9位:フッ軽

10位:きびつい

今年は、「嬉しい!」「最高!」といった興奮状態の時に使用される『沸いた』が大賞に輝きました!

ツイッターでは、「○○ちゃんから「いいね」きて沸いた!」「待って!トプ画かっこよすぎて沸いた!」といった使い方の他、日常会話で嬉しいと思った時には「やばすぎ!沸いた!」といった言い方で大ブームとなりました。

また、2009年のギャル流行語大賞に輝いた「アゲ」のように、テンションが高い状況を表してくれたり、気分を盛り上げてくれる言葉としても高い支持を集めました。

2位には、「よい」といった言葉が変化した『よき』がランクイン。「最高!」「OK!」といった意味合いで、ツイッターや日常会話で使用。「美味しかった!楽しかった!よき!!」「黒髪にイメチェン!よき!」といった意味合いで言葉を簡潔にまとめてくれるのはもちろん、言葉をポジティブな響きにしてくれる要素も。

3位の『らぶりつ』は、ツイッターで頻繁に使用されブームに!ツイッターで「フェイバリット(ファボ)&リツイートすること」=「ふぁぼりつ」と呼ばれていたものの、昨年「フェイバリット=星マーク」の仕様が「いいね=ハートマーク」に変更に。それに伴い、「ふぁぼりつ」が『らぶりつ』に変化し、「らぶりつください!」「らぶりつありがとう!」とフォロワーなどに呼び掛ける言葉として使用されました。

(※「ふぁぼりつ」「らぶりつ」は平仮名。ファボはカタカナ。)

4位には「リアルタイム」を略した『リアタイ』が登場。リアルタイムの略だけではなく、「リアルタイムで”見る”」といった意味合いを持っていることで、使用の際には「リアタイ出来てよかった!」「明日はリアタイ出来なくて辛い」といったように変化。ツイッターの他、最近ではラインライブなどのライブ配信アプリのコメントで使用するギャルも増加中。

5位に輝いたのは、「最高」にアレンジを加わった『最&高』。ツイッター・インスタグラム・日常会話において嬉しい瞬間やテンションが上がった時に「今日も楽しすぎて最&高!」「朝からテンション最&高!」といった使い方で人気を集めました。また反対語として『最&低』を使用するギャルも多く、自分のテンションによって使い分け出来るのも人気の理由です。

渋谷からSNSに舞台が移った結果

6位には、現実の生活(=リアル)が充実している人を指す「リア充」が派生した言葉『ソロ充』が登場。1人でも充実した時間を過ごしたり、単独行動でも人生を楽しんでいる人を指す言葉として、「今日はひとカラでソロ充!」「今日は映画館と動物園!ソロ充するぞー!」など、ツイッター・インスタグラムなどで使用され人気を集めました。

7位の「やばい」が変化した言葉『やばたにえん』は、ツイッター・インスタグラム・ライン・日常会話においてブームに。「明日のテスト、マジやばたにえん!」「頭痛やばたにえん」といった使い方で言葉にアレンジを加えてくれるギャル語として人気を集めました。『やばたにえん』の他には、「つらい」が変化した『つらたにえん』を使用するギャルも。

8位には、「ありかなしか」で決めがたい時に使用される『ありよりのあり』が登場。物事の可否を決める時に「超あり!」といった意味や、「ありかなしかで言えば、まぁあり!」と濁らせて曖昧な表現をする際の2パターンで使用。「嬉しい!マジで!?」「マジ…。つら…」といった使い方の「マジ」のように、その時のテンションによって使い分けられることでツイッターや日常会話で使用されました。

9位には、「フットワークが軽い」を略した言葉『フッ軽』がランクイン。「すぐ来てくれるフッ軽な友達、最高!」「〇〇のフッ軽具合にありたみ(ありがとう)!」といった意味合いで、ツイッター・インスタグラム・ライン・日常会話などにおいて使用され人気に。「フットワークが軽い!」と長ったらしく言わずに、「フッ軽!」と略すことで会話をスムーズにしてくれるのも特徴です。

そして最後の10位にランクインした「厳しい」と「きつい」が掛け合わされた言葉『きびつい』は、ツイッターや日常会話において「熱でバイトきびつい」「速度制限きびつい」といった言い方で使用。「厳しい」「きつい」と発言するよりも、掛け合わせた「きびつい」を使うことで、一層つらい状況下にいることを表す言葉として使用されました。

以上、今年を盛り上げた【2016年ギャル流行語トップ10】はいかがでしたか。

ランキングを見ても分かるように、今年もSNSで頻繁に使用されたギャル語が多数ランクインする結果となりました。

これらはここ数年続いている現象ではありますが、理由としては何度もお伝えしているように、彼女達の居場所が「渋谷といったストリート」から、「SNSとったネット」に変化したことが大きく関係しています。

ただ、このように彼女達の居場所が「現代版渋谷=SNS」に変化する中でも、今年は『沸いた』『最&高』『ソロ充』『フッ軽』のように”楽しさ”を表現するギャル語や、『よき』『らぶりつ』『ありよりのあり』のように周囲と意見を共有したいと思うようなギャル語が目立ちました。

確かに彼女達の居場所には変化があったかもしれませんが、それらから紐解くと「自分達の楽しい思いを発信したい」「価値を共有したい」と思う「ギャル魂」は以前と変わることなく、現在も継承され続けているのだと思います。

そして、これからもいい意味での目立ちたがり屋でアピール精神のある発信型のギャルがいる限り、私は彼女達の成長を見守り、応援していきたいです。

果たして来年はどういったギャル語がギャル界を賑わせてくれるのでしょうか。

これからも「フッ軽」で「最&高」なギャル達の現象を「リアタイ」でお送りします。

今年のギャル流行語大賞もマジ「沸いた~」!!

grp by CROOZ・ギャル流行語実行委員会
安部舞紗

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