2017年JOYSOUNDカラオケ年間ランキング発表

エクシングは12月6日、28万曲以上という業界最多の配信曲数を誇る業務用通信カラオケ「JOYSOUND」シリーズ、および「UGA」シリーズにて歌唱された楽曲の回数に基づき集計した「2017年JOYSOUND カラオケ年間ランキング」を発表した(集計期間:2017年1月1日〜11月30日)。

星野源「恋」が昨年から独走状態で首位を獲得、米津玄師や欅坂46も大躍進

2017年の頂点を掴んだのは、2016年の大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌としてブレイクした星野源の「恋」。出演者による「恋ダンス」が注目を集め、社会現象を巻き起こした本楽曲は、昨年11月から本年11月末までの54週に渡って首位を独占中と、その勢いはとどまるところを知らない。

つづく2位にランクインしたのは中島みゆきの「糸」。心に沁みる曲調と歌詞が幅広い世代から支持を集め、1992年にリリースされた曲ながら歌唱者の半数以上が30代以下の若年層。いまや、カラオケの定番曲として定着しています。このほか、ハチ名義で多くのボカロヒット曲を輩出してきた米津玄師の「アイネクライネ」が17位、動画サイトで再生数8,000万回を突破した欅坂46のデビュー曲「サイレントマジョリティー」が20位と昨年の圏外から大きく飛躍を果たした。

映画『君の名は。』効果で、RADWIMPSが急浮上

アーティストランキングにおいては、3位の「前前前世(movie ver.)」を筆頭に、映画『君の名は。』の関連曲を担当したRADWIMPSが昨年8位より大きく順位を上げて首位を獲得。つづいて「高嶺の花子さん」「ハッピーエンド」をはじめ、多くのヒット曲を輩出するback numberが2位に、「恋」のほか、ドラマ「過保護のカホコ」主題歌として今年話題となった「Family Song」で人気を集めた星野源が昨年40位から3位と健闘した。

2017年発売曲の首位はバルーン「シャルル」「ようこそジャパリパークへ」の人気も今年らしさを示す結果に

また、2017年の発売曲では、須田景凪名義でシンガー・ソングライターとしても活動するバルーンの「シャルル」がトップに。10代〜20代の若年層の圧倒的支持を得て、総合50位を獲得した。なお、今回の受賞にあたり、バルーン(須田景凪)から「大勢の方に歌って頂いてとても嬉しいです。僕はいつも自宅で音楽を作ってばかりの生活をしているので、今回のお話を聞いて、本当にたくさんの方が『シャルル』を聴いたり、歌ってくれていたんだと実感出来ました。『シャルル』はひたすら自由に制作した曲で、僕自身とても好きな楽曲です。これからも活動していきますので、暖かく見守って頂ければ嬉しいです。ありがとうございました。」と喜びの声が寄せられている。

つづく2位には、流行語大賞にもノミネートされたアニメ「けものフレンズ」の主題歌「ようこそジャパリパークへ」。また、「ピースサイン」が3位、DAOKOとタッグを組んだ「打上花火」が6位にランクインするなど米津玄師が存在感を示したほか、修二と彰「青春アミーゴ」以来、約12年ぶりの新曲となる亀と山P「背中越しのチャンス」が4位を獲得している。

ジャンル別ランキングでは、定番曲に加えて、新たなヒット曲の誕生も

また、ジャンル別に見ていくと、演歌・歌謡曲では今年45周年を迎えた石川さゆり「天城越え」「津軽海峡・冬景色」をはじめとした定番曲が上位を独占する一方、市川由紀乃「はぐれ花」、天童よしみ「夕月おけさ」、伍代夏子「肱川(ひじかわ)あらし」をはじめとした2017年発売曲も健闘。アニメソングでは、1位「前前前世(movie ver.)」、5位「なんでもないや(movie ver.)」と、「君の名は。」の関連曲が強さをみせる結果となりました。また、VOCALOID楽曲においては「千本桜」が1位を堅持するも、バルーン「シャルル」やDECO*27「妄想感傷代償連盟」、ナユタン星人「エイリアンエイリアン」「太陽系デスコ」、Neru「脱法ロック」と、新たなヒット曲も次々と誕生している。

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