2018年の花粉はどうなる?

2018年スギ花粉の飛散は2月上旬から

日本気象協会が16日に発表した2018年春の花粉飛散予測ではスギ花粉の飛散開始は例年並み。2月上旬に九州や中国地方、四国、東海、関東地方の一部から花粉のシーズンが始まる見込みです。

スギ花粉の飛散量は?

2018年春の花粉飛散予測は、東北から近畿、四国までの広い範囲で、前シーズンの飛散量を上回る見込みです。東北から中国地方、四国にかけて、前シーズン比で「非常に多い」飛散量の都道府県があり、注意が必要です。

寒波の影響で飛散開始時期が遅れるかも?

日本気象協会の花粉予測では、関東から九州の太平洋側でまもなく花粉シーズンに入ると予想されます。ただ、記録的な寒波により、これまで極端な低温が続きました。都心の1月1日からの積算気温は、飛散時期の目安となる数字に達しておらず、飛散開始(※)時期が遅れる可能性があります。

花粉症対策

「花粉に触れないこと」が一番!

花粉症の根治療法の最たるものは「物理的に花粉を体へ入れない」事。シーズン入りしたらまずマスクや花粉用メガネで防護するという人も多いと思います。とあるアンケート調査でも、花粉症対策にはマスクをするがトップに。薬を飲んだりうがいや手洗い、洗濯物を室内干しにするという意見も多く集まっていました。

家に入る前に花粉を落とす習慣を

「寒いのをがまんして、コートについた花粉を払い落とすのは、玄関ではなく、家の外で。そして家に入ったら、すぐにシャワーを浴びましょう。そのほかに、500mlの湯冷ましに小さじ1杯弱の食塩を溶かしたもので、鼻うがいや目の洗浄を行うのもおすすめです」

「家の外で花粉を払うのはまだちょっと寒いなあ」という方には、室内で濡れタオルなどを使う方法もあるそうです。

家の中に花粉を入れないようにするためには、はたいて花粉を落とすのではなく、濡れタオルやウェットティッシュ、粘着シートなどで舞い上がらせないようにふき取りましょう。

手洗いだけでなく洗顔も

あまり実行している方はいないかもしれませんが意外と効果があるのが洗顔です。外から帰ってきたら、手洗いと一緒に洗顔もしましょう。これだけでも顔の周りの花粉を落とすことができるので、特に目のかゆみ対策におすすめです。

髪についた花粉をシャワーで落とす

——目や鼻を洗うのは有効?→○

渡邊:帰宅後の洗顔は効果があります。「花粉をすぐに洗い流すこと」と「家の中に花粉を持ち込まないこと」が大切です。特に髪の長い女性は、髪に大量の花粉がついてしまうので、帰宅後すぐにシャワーを浴びることをおすすめしています。

掃除機より拭き掃除

こまめに掃除するのは良いことですが、掃除機を使うと排気口から花粉をまき散らすことになってしまいます。床に落ちた花粉は、ぬれ雑巾やフローリングワイパーでふき取りましょう。カーペットの場合は、水拭きではなく粘着シートを使いましょう。

マスクができない時は目と鼻にワセリン

次の記事は花粉症の子供を持つ母親に対するアドバイスですが、大人でも応用できそうです。

マスクをつけることもお勧めですが、嫌がる時は目の周り・鼻の下にワセリンを塗っておくと花粉の侵入を防げます。(産科看護師)

乳酸菌は摂り続けることが大事

「ヨーグルトに含まれる乳酸菌には免疫を調整する作用があり、症状を軽くできる効果が期待できます。ただし、即効性があるわけではなく、1、2か月の間、毎日食べないと意味がありません。1、2日食べただけで“効果がない”といってやめる人もいますが、腸内にある常在菌は変わらず、腸内環境は元に戻ってしまうので、きちんと続けてください」

家にいる時の花粉対策は?

家における花粉対策のポイントは「持ち込まない」「除去する」の2つです。
例えば、窓を開ける時に網戸を閉めれば約27%、レースカーテンを使用すれば約50%も花粉の侵入を防ぐことができます。また、洗濯物や布団を取り込む前に払うと、タオルでも約46%、Tシャツで約65%、布団なら約57%の花粉を除去できます。玄関先で服や体を手で払うだけでも服に付いた花粉が約1/3になります。

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