2020年(令和2年)の成人式を目前に、対象となる新成人500名に調査を実施しました。この調査は 2008 年から開始し、今回で13年目の定点調査です。夢や関心事、就職や世の中の潮流に対する考え、SNSやデジタル機器の利用実態、情報感度など幅広く聴取した中から、特徴的だった結果をピックアップしてご紹介します。 この記事のデータグラフ集を無料ダウンロード TOPICS
- 「日本の未来は明るい」31%。昨年より6ポイントダウン
- 明るいと思う理由は、「オリンピック」「景気回復」「平和」、
暗いと思う理由は、「少子高齢化」「年金問題」「政治家の不祥事」「外交問題」「オリンピック後の景気後退」「災害」など - 国民年金制度を「信頼できる」36%。「信頼できない」は64%で、「受給」に対する不安・不満が多数
- グローバル化への意識が向上。6割が「国内で外国人と働くこと」に関心あり、「英語で仕事」も5割
- 所有率1位のデジタル端末は「iPhone」で69%
- SNS利用率、「Instagram」が躍進し4年で2.7倍に
- 活躍を期待する2020年新成人ランキング! 1位「永野芽郁」、2位「上白石萌歌」、3位 「清宮幸太郎」
- 「日本の未来は明るい」31%。昨年より6ポイントダウン
- 明るいと思う理由は、「オリンピック」「景気回復」「平和」、暗いと思う理由は、「少子高齢化」「年金問題」「政治家の不祥事」「外交問題」「オリンピック後の景気後退」「災害」など
- 国民年金制度を「信頼できる」36%。「信頼できない」は64%で、「受給」に対する不安・不満が多数
- グローバル化への意識が向上。6割が「国内で外国人と働くこと」に関心あり、「英語で仕事」も5割
- 所有率1位のデジタル端末は「iPhone」で69%
- SNS利用率、「Instagram」が躍進し4年で2.7倍に
- 活躍を期待する2020年新成人ランキング! 1位「永野芽郁」、2位「上白石萌歌」、3位 「清宮幸太郎」
「日本の未来は明るい」31%。昨年より6ポイントダウン
今年の新成人は、日本の未来の明暗についてどのように予想しているのでしょうか。
日本の未来は明るいと思う人は、「明るいと思う(2%)」と「どちらかといえば、明るいと思う(29%)」を合計し31%で、昨年よりも6ポイント減となりました。明るいと思う人の割合を過去の調査データで振り返ると、2014年に大きな上昇の山、そして2019年に小さな上昇の山が見られます。2つの年の共通点として、“消費税率の引き上げ”が挙げられます。2014年は4月に実施された8%増税前の調査で、前年よりも22ポイントと大きく上昇し翌年に下降、2019年は10月に実施された10%増税前の調査で、徐々に復調していたスコアが今年下降しました。
明るいと思う理由は、「オリンピック」「景気回復」「平和」、暗いと思う理由は、「少子高齢化」「年金問題」「政治家の不祥事」「外交問題」「オリンピック後の景気後退」「災害」など
日本の未来の明暗について、それぞれの回答理由を自由回答で尋ねました。多く挙げられた回答についてキーワードをピックアップすると、明るいと思う理由は「オリンピック」、「景気回復」、「平和」、「働き方改革」、「多様性の受容」など、一方、暗いと思う理由では「少子高齢化」、「年金問題」、「政治家の不祥事」、「外交問題」、「オリンピック後の景気後退」、「災害」などが挙げられました。
国民年金制度を「信頼できる」36%。「信頼できない」は64%で、「受給」に対する不安・不満が多数
国民年金制度に対する信頼度はどの程度かみていきます。
信頼できるという人は、「信頼できる(3%)」と「どちらかといえば、信頼できる(33%)」を合計し36%で、昨年まで上昇傾向にありましたが今年は6ポイント減となりました。「信頼できない」という人の方が引き続き多数派であることは変わらず、その理由としては、「金額が減る・貰えない」といった受給に対する不安・不満が圧倒的で、「老後2,000万円問題」を理由に挙げる人も見られました。
グローバル化への意識が向上。6割が「国内で外国人と働くこと」に関心あり、「英語で仕事」も5割
近年の社会潮流とオリンピックの東京開催も相まって、グローバル化の波が激しく押し寄せていますが、新成人は、外国語や外国人との仕事についてどのような意識を持っているのでしょうか。
「外国語習得」に関心がある人は67%、「仕事で英語を使うこと」に関心がある人は49%で、いずれも年々増加しています。また、「外国人と日本国内で働くこと」に関心がある人も58%で、新成人の半数以上が該当しました。これらを裏付けるかのように、「英語に不安がある」という人は年々減少しています。このように、外国語(英語)、外国人とのコミュニケーションに関心を持つ人は年々増加し、グローバル化への意識は向上しています。
※「外国語習得」・「仕事で英語を使うこと」・「外国人と日本国内で働くこと」は、いずれも「関心がある」と「やや関心がある」の合計。また、「英語に不安がある」は、「あてはまる」と「ややあてはまる」の合計
所有率1位のデジタル端末は「iPhone」で69%
新成人のデジタル端末の所有状況において特徴的な点を見ていきます。
今年、新成人が所有するデジタル端末の1位は「iPhone」で69%でした。2013年から所有率が上昇し続けています。スマートフォンの観点で見ると、2016年に「iPhone」と「Android」が逆転し、以降その差は年々広がっています。また、「iPhone」以外のデジタル端末の所有率は、おおむね下降傾向にあります。
SNS利用率、「Instagram」が躍進し4年で2.7倍に
新成人のSNSの利用率は、1位が「LINE」で96%、2位は「Twitter」80%、3位は「Instagram」67%で、昨年の順位と変動はありませんでした。上昇率でダントツなのは3位の「Instagram」です。2016年と比較すると、4年で2.7倍まで利用が進みました。
なお、2018年の流行語大賞にノミネートされた「TikTok」は12%で、昨年とほぼ横ばいでした。
活躍を期待する2020年新成人ランキング! 1位「永野芽郁」、2位「上白石萌歌」、3位 「清宮幸太郎」
最後に、活躍を期待する2020年新成人ランキングをご紹介します。2020年1月に成人式を迎える同い年の著名人のうち、今後の活躍を期待・応援している人を尋ねました。ここではトップ5を発表します。1位は女優・モデルの「永野芽郁」さんで38%、2位は女優の「上白石萌歌」さんで24%、3位はプロ野球選手の「清宮幸太郎」さんで21%でした。(3位~5位は以下の表の通り)
※HoNote編集部にて選定した29名の著名人を選択肢として用意。今後の活躍を期待・応援する人を複数回答で聴取
●活躍を期待する2020年新成人ランキング トップ5
ベース:新成人(n=500)/複数回答
1位 | 永野芽郁/女優・モデル | 37.6% |
2位 | 上白石萌歌/女優 | 24.0% |
3位 | 清宮幸太郎/プロ野球選手(北海道日本ハムファイターズ) | 20.6% |
4位 | 山下美月/アイドル(乃木坂46) | 14.8% |
5位 | 高橋海人/アイドル(King & Prince) マリウス葉/アイドル(Sexy Zone) | 14.0% |