ビデオリサーチ(東京都千代田区)は、「2022年テレビ視聴率総まとめ」を発表した。全ジャンルにおけるリアルタイム視聴率が最も高かったのは、「FIFA ワールドカップ2022・日本×コスタリカ」だった。
ビデオリサーチが2022年の「テレビ視聴率総まとめ」を発表した(画像はイメージ)
「FIFA ワールドカップ2022・日本×コスタリカ」は、視聴率30.6%という唯一の30%台を獲得した。2位は「第73回NHK紅白歌合戦(2部)」(26.0%)、3位は「FIFA ワールドカップ2022・日本×ドイツ」(23.2%)となった。
個人視聴率ランキング「リアルタイム視聴率 全ジャンル」トップ10(ビデオリサーチ調べ)
ドラマ部門トップは、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の4月8日放送回(11.2%)だった。2位は1月9日放送の「鎌倉殿の13人」(10.6%)、3位には1月16日放送のTBS「DCU」と、6月12日放送のTBS「マイファミリー(最終回)」が10.3%で並んだ。
またバラエティ部門では、NTV「24時間テレビ45 PART10」(14.5%)がトップを獲得。次いで、EX放送「芸能人格付けチェック! 2022お正月スペシャル」(13.1%)、「24時間テレビ45 PART9」(12.4%)と続いた。
全体の72.9%が「テレビ」でニュース情報を得ている
昨今「テレビ離れ」というワードがささやかれているが、22年1月にNTTドコモ モバイル社会研究所が実施した「スマホ・ケータイ所有者のメディア利用動向」によると、72.9%の人がテレビから情報を得ているという結果が出ている。
「2010~22年 メディア利用率の推移」(NTTドコモ モバイル社会研究所調べ)
しかし視聴している年代には差があり、10代、20代では「ソーシャルメディア」が「テレビ」を抑えトップとなっている。一方、30~70代では「テレビ」から情報を得ている人が多く、特に60代は86.2%、70代は92.0%と約9割の人が支持しており、まだまだ「テレビ」は情報源として優勢であることがうかがえる。