厚生労働省が5日発表した2021年末賞与の集計結果によると、支給した事業所の平均額(従業員5人以上の事業所)は、20年末比0.1%増の38万787円だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響が続いており、コロナ禍前の19年末水準(39万733円)は回復できていない。 【グラフ】21年の給与総額、3年ぶり増 コロナ前の水準戻らず
賞与を支給した事業所の割合は全体の70.2%で、20年末と比べて宿泊・飲食業や生活関連サービス・娯楽業で支給した割合が回復した。支給していない事業所も含めた全事業所の平均額は、0.9%増の31万4149円だった。