気象庁の緊急地震速報が、22日から変わる。
巨大地震が起きた場合、これまで速報が出せなかった震源から離れた地域にも「続報」として、警戒を呼びかけられるようになる。
・「22日から変わる 緊急地震速報」を動画で見て理解を深める
緊急地震速報の発表は、これまで原則一度だけだったが、7年前の東日本大震災の際、震源から離れた関東などに緊急地震速報を発表できなかったことから、気象庁は、震度予測の技術を改善した。
新たな手法は「PLUM法」と呼ばれ、巨大地震が発生した場合に、地震計で観測された震度から揺れの広がりを予測し、最初に緊急地震速報を出した地域以外の、より遠くの地域にも緊急地震速報を「続報」として発表できるようになる。
PLUM法を導入したシミュレーションでは、東日本大震災で過小評価された関東地方の強い揺れも予想でき、より広い範囲に緊急地震速報を発表できるとしている。
新しい緊急地震速報の運用は、22日正午からで、南海トラフ地震のような、広い範囲で強い揺れが発生する巨大地震にも対応できるとしている。