エン・ジャパンは3月3日、「出戻り入社」についてのアンケート結果を発表した。調査は1月7日〜27日、転職求人サイト「ミドルの転職」の35歳以上のユーザー557人を対象にインターネットで行われた。
「一度退職した職場に出戻り入社をしたことがありますか?」と聞いたところ、10%が「ある」と回答。なお、一度退職した社員を再雇用したことがある企業は67%(2016年1月エン・ジャパン「人事のミカタ」調べ)だった。
出戻り入社を経験したことがある人にきっかけを聞くと、最も多いのは「前職の社長・役員・上司からアプローチがあったから」(67%)、次いで「前職場の人とのプライベートなつながりで」(33%)、「前職の経営者交代」(20%)、「前職の同僚からのオファー」「前職の後輩・部下からのオファー」(6%)と続いた。
出戻り入社を経験したことがある方に出戻りを決意した決め手を尋ねたところ、最も多かった回答は「コミュニケーションのとりやすさ」(44%)、次いで「自分のやりたいことが実現できる環境」(31%)、「仕事が楽しめる環境」(28%)、「待遇・ポジション」(28%)、「好きな仲間と一緒に働けること」(24%)。
出戻りする際に気を付けたことも尋ねると、「変化を受け入れ、適応していく」(50%)、「新人に戻った気持ちでがむしゃらに仕事をこなす」(30%)、「前職で得た知識を遠慮せず発信する」(24%)、「外から見て感じたことを遠慮せずに発信し社内改善していく」(19%)、「変に下手に出ず、以前と同様に立ち回る」(17%)などが挙がった。