折りたたみスマートフォンの革命第2弾となるのでしょうか。うわさされていた三つ折りスマホが、本当にHUAWEI(ファーウェイ)から正式発表されましたよ。
Mate XTのモンスターぶり!
ヒンジが2本あって、いわばスクリーンの両端を折りたためてしまう「Mate XT」は、世界で初めて商品化された三つ折りスマホ。
折りたたんだ状態では、6.4インチの縦長スマホとして使えますが、全展開すると10.2インチスクリーンの大画面タブレットになります。美しい3Kディスプレイに仕上がっており、そのパワー供給を担うのは5600mAhのビッグバッテリーです。
本日発表されたのは、皆が思いつけども、決して作り上げることはできなかった製品です。業界の歴史を再び塗り替え、SFの世界を現実のものにしてみせます。
Mate XT発表会の場で、こんなふうに語ったとされる、HUAWEIのRichard Yuエグゼクティブディレクター。そのスペックもさることながら、ストレージ容量256GBの最小構成モデルの価格は、日本円にして40万円を超える1万9999元となっています。1TB(テラバイト)の最上位機種だと、その価格は50万円に迫りますよ~。
中国で注目の理由は?
実はMate XTのリリースは、完全にApple(アップル)のiPhone 16シリーズの発表に重ねてきました。発表会は、なんとiPhone発表イベントの数時間後に開かれ、発売日まで同じ9月20日。わざわざ中国のアップルストアの社員たちが、HUAWEIの発表会へ向かう様子を動画に収め、それを1億近い再生回数で話題にする力の入れようです。
というのも、iPhone 16シリーズで目玉機能のAI機能が、中国では来年以降まで使えないことが明らかになっており、これが中国ユーザーから大ブーイング。一方のMate XTには、そのハイスペックな三つ折りデザインだけでなく、数々のAI新機能が標準搭載されています。それなら高くてもMate XTを買うぜって反応も大きいらしく、すでに先行予約の申し込みは500万人を突破した模様。Galaxy Zシリーズさえ脅かす存在になっていったりして…?
Source: HUAWEI