仙台七夕まつりの前夜祭「第54回仙台七夕花火祭」(仙台青年会議所主催)が5日、仙台市中心部で開かれる。今年は観覧場所での飲食自粛など新型コロナウイルス関連の制限をなくし、2019年以来の通常開催となる。観覧場所では4年ぶりに露店やテーブル席が復活する。
午後7時半から1万6000発、テーブル席や露天も復活
打ち上げ時間は午後7時半~8時半。青葉区の東北大川内萩ホール敷地内から、22年と同規模の約1万6000発を打ち上げる。
4カ所の有料観覧席(計6548席)のうち、市地下鉄東西線国際センター駅の駅前広場、北側の青葉山交流広場、駅舎2階のテラスの3カ所は完売。東北大川内キャンパスのグラウンドは約500の椅子席(1席4000円)が残っており、当日は西公園に設ける運営本部などで販売する。
無料観覧席も仙台西公園(大町交番周辺)や仲の瀬グラウンドなど6カ所に設け、計3万5000人程度の収容を見込む。雨天決行、荒天中止。順延はしない。
会場周辺で交通規制 歩行可能エリアも
宮城県警は5日、仙台七夕花火祭の観覧エリアとなる仙台市青葉区の西公園周辺などで、車両や歩行者の通行を規制する。
主な対象範囲、時間帯は図の通り。新たに追廻地区に無料観覧席が設けられ、2022年に完全通行止めとなった大町交番前から大橋を渡って仙台国際センターに向かう通りは、歩行者の通行が可能となる。仲の瀬橋も歩行者は通行できる。
仙台二高から仙台国際センター方面に向かう道路は午後6時以降、有料観覧席のチケットを持っている人だけが通行可能となる。
打ち上げ場所の東北大川内萩ホール周辺は、北側の道路を除き、歩行者も含め完全通行止めとなる。
地下鉄の3駅で通行制限 バスは運休や路線変更
仙台七夕花火祭の開催に伴い、仙台市交通局は5日、午後2時半以降に市地下鉄南北線、東西線を増便する。会場に近い東西線の大町西公園、国際センター、川内の3駅(いずれも青葉区)の出入り口では通行制限を実施する。
有料観覧席最寄りの国際センター駅出入り口4カ所のうち、北側と南側で午前10時に規制を開始。午後2時以降は全て観覧席の利用者限定にする。6時からは西側を通行止め、東側を出口専用にし、北側の規制を解除する。9時半以降は残る3カ所の規制も解く。
大町西公園駅は午後6時から西側を入り口、東側を出口専用にする。川内駅は2時以降、南側の出入り口2カ所を通行止めとし、利用を北側だけにする。
付近を通る市バスは午後5時半~9時半、交通公園線14便で運休するほか、青葉区の広瀬通や仙台西道路を通る計49便が経路変更となる。詳細は市交通局のホームページで確認できる。