50代男性に聞いた「幸せな人/不幸な人」の特徴。令和の価値観は「ヒラ社員で十分」

50代男[幸せ]の新基準]―「最も幸福度が低い年齢」と言われる50歳前後。「年功序列で出世し、一家の大黒柱としてバリバリ稼ぐ」という男の幸福モデルが破綻した今、我々はどう幸せを求めるべきか。現代の50代が考える幸せの新基準を探った。

アラフィフ男性1000人調査[幸せな人/不幸な人]は何が違う?

48~52歳男性に自分の幸福度をアンケート調査。1000人の回答から導き出された「幸せを感じる」基準とは?

アラフィフ男性のリアルな幸せは?

今どきの「男の幸せ」とは何か。男性1000人の調査結果を見ていこう。 まずは会社での肩書について。「出世は男の本懐」と言われるだけに「せめて課長」という声が多いのかと思いきや、結果では「ヒラ社員でも十分に幸せ」という人が半数(Q1 ※アンケート結果詳細は後述)だった。働き方評論家の常見陽平氏が分析する。 「もはや年功序列は過去の話で、『管理職になると負担ばかり増えて割に合わない』と感じる人のほうが多いのかと。むしろ、今は無理に出世を目指さず、自分のやりたい仕事に集中できるほうが幸福度は高くなるのだと思います」 ほかにも、昔ながらの“男の幸せイメージ”といえば、「派手な夜遊び」や「高級な車や時計を買う」といったもの。それらの印象を調べると、「一晩に2万円も使えれば幸せ」という意見が6割に(Q2)。車や時計では、レクサスとロレックスが一番人気になる一方で、プリウスやGショック、アップルウォッチでも幸せを感じる人が多い(Q3・4)。

Q1「ここまで出世できれば幸せだ!」と思う会社での肩書はなんですか?(%)

・役員クラス 1.7 ・事業部長クラス 1.9 ・部長クラス 10.0 ・次長クラス 2.6 ・課長クラス 16.0 ・係長クラス 8.3 ・主任クラス 10.0 ・チームリーダー兼ヒラ社員 4.6 ・ヒラ社員 44.9 ★半数は「ヒラ社員でも幸せ」【調査方法】 48~52歳男性に自分の幸福度を11段階で自己申告 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A(8 9 10)幸福度が高い人 B(0 1 2) 幸福度が低い人 A B それぞれ500人ずつ計1000人から回答を得た 調査期間:2023年3月15日~3月20日 調査方法:インターネット調査

タイトルとURLをコピーしました