50~79歳既婚者が選ぶ「理想の夫婦ランキング」!

結婚生活が長くなるほど互いにいろんな感情が交差するシニア世代。連れ添ってきた配偶者に対してどのような本音を持っているのでしょうか。

ハルメクの生きかた上手研究所は、50~79歳の既婚男女600人を対象に「夫婦関係と生活に関する意識調査」をWebアンケート形式で行いました。

夫婦関係には7割以上が満足

夫婦関係についてどれくらい満足しているかを聞いたところ、「満足している」と答えた人が74.5%と7割以上の満足度があることが分かりました。夫と妻それぞれの結果を見ると夫が76.7%、妻が72.3%と夫の方が満足度は高く、年代別で見ると満足度は70代が79.5%、60代が77.0%、50代が67.0%という結果に。年代が上がるほど夫婦関係に対する満足度が高まっていました。

コロナ禍での配偶者に対する気持ちの変化については、「健康でいて欲しいと思うようになった」が33.8%、「存在の大切さを再認識した」が18.7%とポジティブな気持ちが強まっているようです。ただし妻側からは「煩わしさが増した」(12.0%)「価値観の違いを感じた」(11.0%)などネガティブな回答が見られ、夫と妻とで気持ちの変化にも差があることがうかがえます。

配偶者に言われたい言葉1位は「ありがとう」

次に配偶者にどんな言葉を言われたいかについて質問すると、「ありがとう」が夫45.0%・妻60.3%で1位でした。続いて、「お疲れさま」「結婚してよかった」が夫・妻ともに上位に。夫は「頼れる」「あなたのおかげ」「素敵」、妻は「幸せだ」「さすがだね」「料理が上手」が多いという結果に。言われたい言葉として「ありがとう」を挙げた妻は6割以上と目立って多く、夫とは15ポイント以上の差がありました。

日頃、配偶者から感謝の気持ちを伝えている・伝えてもらっているという人は、夫・妻ともに「伝えている>伝えてもらっている」となり、特に妻のほうが2つの差が7.6ポイント開いています。夫から妻よりも、妻から夫へ感謝の気持ちを伝えるという夫婦関係が多いようです。

理想の夫婦1位は、「三浦友和&山口百恵」がダントツの1位

シニア夫婦が理想と考える夫婦は誰なのでしょうか。理想の夫婦について聞いたところ、1位は「三浦友和&山口百恵」が42票でダントツの1位でした。2位は「ヒロミ&松本伊代」、3位は「唐沢寿明&山口智子」という結果に。結婚当初から憧れの夫婦として注目を集める「三浦友和&山口百恵」の人気は今も変わらないようです。

夫婦関係を円満に続ける秘訣(ひけつ)は夫婦それぞれ違うもの。配偶者に対する感謝や思いやり、尊重といった気持ちを忘れずに支えあうことが、長年夫婦として幸せに過ごす鉄則と言えそうです。
(文:河野 由美子)

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