6時間労働3時退社 スタートトゥデイが推進

 日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営するスタートトゥデイが、1日の労働時間を8時間から6時間に短縮する試みを、5月から行っている。生産性は従来のままで、業務に対する無駄な時間を削減。労働以外の時間を家族や社員同士の交流にあて、有意義な人生を過ごすという取り組みを発信していきたいとしている。 6時間労働に挑戦の画像を拡大
 これまでの8時間労働から4分の1にあたる2時間をカットした6時間労働は、会議や朝礼など、あらゆる業務の見直しや無駄な時間の洗い出しを行い、生産性は保持しながらも、社員のプライベートの時間を充実させることを目的に実施。例として、ミーティングに当たり前のようにあてていた1時間を、4分の1カットした45分に短縮するなどして取り組んでいる。一日のタイムスケジュールは、朝9時に出社し、昼の休憩時間を省いて業務に集中し、15時に退社。社員の中ではポジティブに捉えている人が多く、実行者は順次増えているという。
 これらの取り組みに対してスタートトゥデイの広報担当は、「日本人は海外に比べ労働時間が長いといわれているので、労働時間を短縮しプライベートの充実を図るという取り組みを当社から発信し、世の中にも良い刺激を与えられたら」とコメント。なお、6時間労働実施に向けて制作されたイメージキャラクター「ろくじろう」は、スタートトゥデイの社員がデザイン。目は同社のロゴを表し、刀はゴルフクラブに見立てられている。

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