6月2日開始の4K試験放送、チャンネル名は「Channel4K」。

次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)は20日、6月2日からスカパーJSATの124/128度CS放送で実施する4Kテレビの試験放送について詳細情報を発表。チャンネル名は「Channel4K(ちゃんねるよんけい)」、放送開始は6月2日の13時を予定。無料で視聴でき、当初は1日6時間程度、13時から19時まで実施するという。
 初期の放送内容は、フォーラム加盟の放送局各社が制作した4K番組(音楽ライブ、紀行、スポーツ番組等)を中心に、4Kテレビ放送ならではの高画質番組を編成し、「受信機の普及に資するよう、段階的に、編成・放送内容を拡充していく予定」としている。試験放送の終了時期は未定。事業を目的とする放送事業者が4K放送を開始する時期や内容も未定。
 試験放送は124/128度CS放送のチャンネル「502」で実施。3,840×2,160ドットの4K60pで、映像圧縮はHEVCを採用する。
 受信に必要なものは以下の通り。
4K放送に対応したテレビ
 4K対応テレビの内、Channel4K対応受信機の出力に対応した HDMI入力があるテレビ
今後発売予定の Channel4K対応受信機と、スカパー!ICカード
チューナとテレビを接続するためのハイスピードHDMIケーブル(カテゴリ2)
124/128度 CSデジタル放送対応アンテナ
AQUOS 4Kレコーダー(TU-UD1000)
 これらの機材を用意すれば、無料で誰でも視聴可能だが、著作権保護のためのスクランブルを解除する目的で、視聴の際には次世代放送推進フォーラムのコールセンターに視聴の申し込みが必要となる。コールセンターの詳細は「別途お知らせする」としている。
 なお、20日にはシャープが4K試験放送の受信/録画に対応した初のデジタルチューナ/レコーダ「AQUOS 4Kレコーダー(TU-UD1000)」を6月25日から発売すると発表している。詳細は別記事を参照のこと。
 NexTV-Fでは今後、ケーブルテレビ事業者やIPTV事業者から、次世代放送推進フォーラムの4Kテレビ放送について、同時再放送を希望する申請があれば、「技術上、運用上の要件等を精査したうえで、同時再放送を同意する予定」としている。

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